ヒノキカグ大正修正
四万十町森林組合は、四万十川の中流域に広がる高知県四万十町をエリアとする森林組合です。森林は全面積の92%に達し、町内に広がる森林は檜、杉、栂などの良質材の産地として知られ、特に独特の薄紅色の色合いと香りの高さで古くから定評がある「四万十ヒノキ」とよばれる良質の檜はその代表的なものです。
わたしたちは、ただ森を育て、切って出すだけの森林組合ではありません。若者の雇用の場として、また四万十川の価値を伝えるひとつの術として、森林資源をきちんと使い、再び森へと返す仕組み作りを目指しています。
森林の手入れが進めば、地面には光が差し込み、下草が生えて土壌も豊かになり、日本最後の清流として知られる四万十川の環境を守ることにも繋がっていきます。
一方で、住宅用には使えない端材や曲がり材といった「市場価値がない」ものは山に放置されてきました。 しかしそれではもったいない。 捨てられてきた材もあますところなく使うことが、資源の有効活用や雇用創出といった視点からも必要と考え、間伐材や端尺材、曲がり材などの小片から集成材をつくりだす集成材工場の操業を1992年に開始しました。厳しい品質管理のもとで加工された集成材は温度変化による割れ変形、反りなどもあらわれにくく、高品質の無垢材に劣らない利用価値の高い木材になります。
さらに四万十ヒノキをもっと暮らしの中で活用してほしいと考え、2011年にスタートしたのが「ヒノキカグ大正集成」です。丈夫で優しいヒノキの良さを生かしながら、いつまでも使えるシンプルな家具づくりをめざし、学習机やソファなどの大型家具から、子ども向けの玩具や小型家具などの定番商品はもちろん、お客さんの要望に細かく応えるオーダーメイドの家具づくりまで対応しています。
私たちのつくる家具のひとつひとつが四万十川や流域の森林を育てることに繋がってほしいと願っています。

アカシアカグ
上原理恵
1976年千葉県生まれ、在住の家具デザイナー。
2009年アカシアカグを旗揚げ。「愛着がもてる家具づくり」をモットーに活動中。
娘の出産を機に、こども向け家具のデザインに着手。

「hoppe」は、娘とふれあう日々の中から生まれました。
赤ちゃんのころしか見ることのできない、ふわふわぷくぷくのほっぺ。
「このほっぺを形として残したい・・・」そんな思いが、この椅子の原点です。
こどもと向き合う暮らしの中には、そんなキラキラしたヒントがたくさんあります。
それらをひとつひとつ丁寧にすくい取って、これからの家具づくりにも活かしていきたいと思っています。